すみません、ちょっと重い話です。 ただ私が吐き出したくて書くだけなので、読む必要も全くありません。 人の死に関するお話しなので、重い話、悲しい話、辛い話が嫌な方は 絶対に読まないでください。 この後、他記事連投しますので、そちらをどうぞ。 本文はしまっておきますので、あとは自己責任でよろしくお願いします。
先日、友人の訃報を受け取りました。 基本的に私はこの雑記にあまり重い話、暗い話は必要ない限り書かない方針なのですが、今回何でそんな話を書くのかというと、その友人というのがオタ友で、同人絡みの話なので、ここ以外書く場所がないからです。
その朝、いつもより遅出勤なのをいいことに惰眠をむさぼっていたら 見知らぬ番号からの着信で起こされました。 友人の旦那さんから、訃報の連絡でした。 私は彼女が病気だったことも知らなかったので、本当に寝耳に水でした。 確かに最近連絡してなかった。 でも、私も最近活動を休止してたし、それ以上に、去年彼女が出産していたので、育児で忙しくてそれどころではあるまいと、何も不思議に思っていませんでした。 旦那さんは、私が送った出産祝いを覚えていて、連絡くださったようでした。
オタ友って、一定以上親しくならないとプライベートのことは話さないのが 普通のことだから、結婚したことは知っていても旦那さんのこととか全く聞いたことはなかったのですが、どうやらパンピーの方のようで。 彼女の手帳などをもとに片っ端から連絡しているとのことでした。 その時点で、私は彼女との関係をどう言ったものか迷ったのですが 向こうから、彼女がイベントなどに行っていること、 私が同人繋がりの関係であることは一応わかっているということなので安堵。 そして、その上で、訊ねられました。 「彼女も学生の頃は描いていたといたと聞いていますが 私は全然見たことがなくて…もし何か彼女が描いた物をお持ちでしたら…」と。 確かに私が出会った時点で、彼女は「昔は自分も書いていたけれど 社会人になってからはさっぱりだ」と言っていました。 でも時々手紙のついでなどに書き添えてくれるイラストがとても可愛くて 私は彼女の絵がとても好きでした。 だから、一度お願いしていました。 ゲスト原稿を。 画材も何も持っていない、と戸惑う彼女にかなり強引に頼み込んで イラストを描いてもらっていました。
だから、旦那さんにその旨だけお知らせしました。 彼女の持ち物の中に必ずあるはずだから。 お話の感じで、漫画は一切読まれない風な旦那さんが それでも飛虎の名前を出した時に「あ、もしかして金髪のちょっと髪の長い…?」とすぐに言い当てられたのがちょっと可笑しくもあったりしました。 漫画がサッパリわからない旦那さんでも、とっさに心当たるくらい、彼女の持ち物の中で目についたのかな、名前に聞き覚えがあるくらい耳にしたのかな、なんて。
その後、連絡をしたわけではないので、旦那さんがそれを発見できたかどうかはわかりません。 教えた時には「ド健全本作ってて良かった…」くらいしか思いませんでしたが 落ち着いてから「でも、本人が見せなかった物を、勝手に教えてしまって良かったんだろうか…」と今更悩んでしまったりしました。 もちろん、本人が描いてなくても、本の中にエロ要素だったり数字要素があったりしたら、知らんぷりを押し通したんですが。 その本は完全健全本だったから、大丈夫と思ったけど それを探すために色々漁って、藪蛇なもの見つけちゃったりしたら どうしよう、とか。
寝起き頭に寝耳に水な知らせで混乱した状態のまま、とっさに教えてしまったけど 本当はどうするのが正しかったのかなあと、その後数日、ぐるぐる考えてしまいました。 まあ、すでに教えちゃったから、今更なんですけども。 あと、こればっかりは本人の考え次第な部分が大きいので 絶対的な正解はないってこともわかってるんですけどね。 それでも、声を詰まらせながら、彼女が描いた物を一目見てみたいという願われて 私は見せてあげたいと思ってしまった。 だって彼女の絵は本当に優しくて可愛らしくて暖かくて、私は大好きだったから。 あなたの奥さんはこんなステキな絵を描く人だったんですよ、って知らせてあげたかった。 もしかすると、余計なお世話だったかも知れないけれど。 でも、見てみたいと願う旦那さんの気持ちだって、わかる。 それが慰めになるかどうかは、わからないけれど。だけども。
それからしばらく、何度もぐるぐる考えていたのですが もう考えてても仕方ないことなので、止めます。 時間が経てば経つほど、あまりに現実感が無くて、やっぱりなんかの間違いじゃないかなあと思えてくる。 念のため、メールしてみようか…とも思いましたが 何て書いていいのかわからなくて諦めました。 ここで吐き出して終わりにします。 一度思い切り泣けば、気持ちの整理も付くかもと思ったりもしましたが 彼女の何を知っているわけでもない私に、泣く資格があるのかどうかすらわからない。 ひどく気持ちが宙ぶらりんです。 本当に彼女とは飛虎トークだけだったので。 飛虎トークではこれ以上ないくらい意気投合したけれど プライベートの話は必要最低限しかしなかったし。 こうして考えると、オタク友達って本当に不思議な関係だな、と。 私は彼女のことを本当に何も知らないけれど、それでも彼女のことが好きでした。 色々考えたけど、やっぱりそれは本当です。 彼女のことがとても好きでした。 それだけはどうしても、書いておきたかった。 彼女と出会えたこの場所に、どうしても書いておきたかったんです。
何て書きながら、やっぱりアレはなんかの間違いじゃないかなあ、なんて まだ少し思っているんですけどね。
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