土曜には昔の同僚が遊びにきました。 結婚してかなり離れた所に行ってしまっていたので 会うのは本当に久しぶり。 もうじき2歳の息子さん連れでした。 部屋も広くなったことだし、ウチに泊まれば?と誘って 半日動物園で遊んで、土曜の夜は我が家泊コース。 私は昔から子供に懐かれる体質なので、そこは心配してなかったけど 半日以上幼児と過ごした経験がなかったので ちょっとどーかな〜?と思っていましたが まあ、案ずるより産むが易しだ!と強行した結果、平気でした。 いやあ、悪戯盛りの男の子なんてもっと大変かと思ったけど まだ半分赤ちゃんですから、かわいいものですね。 その子が特にまたほとんどわがまま言わない&癇癪起こさない かなり扱いやすい子だったからだと思いますが。 お店の前とかでもっとぐずるかと思った。 まだ『だだをこねる』と『買ってもらえる』の因果関係を理解してないっぽかったです。 後、ものすごく健脚で、疲れたらだっこをねだるかと思いきや 半日歩きっぱなしで帰りの電車に乗るまで、一度もぐずらず自力で歩き通しました。 駅構内とか階段たくさんあって、かなり辛かったはずなのに… 真剣に感心した!! しかも目がくりくりでまつ毛がバサッと長い美少年。 かわいいなあ…
それにしても子供って他の子供にものすごく反応しますね。 動物園には時々行くし、以前から子供がたくさんいるなーと眺めてはいたけれど 子供を連れて歩いていると、他の子供と関わる機会も格段に増える!! ものすごく新鮮な発見でした。 なんで子供は子供に突撃するんだ…(・△・;)
しかも子供って性格の違いがむき出しなので 同じくらいの年頃でも、それぞれ性格が全然違っていて面白かったです。 例えば、途中で寄った公園で友達の子供が動いてるブランコに突撃しようとしたのを 慌てて引きとめたら泣きだしてしまった時。 横でブランコをこいでいた女の子(5歳くらい?)が 「どうしたの?なんで泣いてるの?ブランコ乗りたいの?私代ろうか?」と 一生懸命心配してくれたこと。 子供のかわいさというのは感情がむき出しな分、掛け値なしの好意をぶつけてくれるところですが、親切もまた、掛け値なしで真っ直ぐで純粋な親切なのですね〜 こんなに混じりっけのない思いやりを見たのは何年振りだろう?って思いました。 あと、女の子は年齢よりしっかりしていますねえ。感心する。
逆に笑ったのは、連れてた子が5歳くらいの男の子にぶつかってしまった時。 「ごめんねー」と声をかけたら、くねくね変な敬礼をしながら 「んん〜?僕は大丈夫ですよぉ〜?僕は何ともありませんよぉ〜」と言われました。 うん、君は見るからにお調子者だな!(笑) おちゃらける子はTPO問わずおちゃらけるから 時々真剣にムカつくだろうな〜とも思うけど、でもこんな子が家にいたら 毎日相当面白いと思う(笑)
普段子供の接することがないので、実にいろいろ新鮮でした。 あと、サルの檻を見て興奮のあまりキーキー奇声を発しているのを聞いてたら サルの鳴き声と本当に区別がつかなかったので うん、赤ん坊ってほぼ猿だよねと再認識したり。 受精卵が胎内で赤子まで育つ過程はしばしば 単細胞生物→魚類→上陸→トカゲ→哺乳類という生物の進化に例えられますが 乳幼児から子供への成長もまた猿→類人猿→原人→ヒトの進化と そっくり同じ過程をたどるんですよね。 四足歩行→二足歩行→道具の利用→言語の習得だもの。
ちなみに友達の子は自分で道具を使いたがる&まだほとんどしゃべれないけど 言われてることはわかる、という過程だったので、人類まであとちょっとです(笑)
翌日、彼女達が帰った後もなんか色々思い出してしまったのですが 私が中学生くらいの頃に、今までで一番大好きな先生って誰かな?と考えた時 幼稚園の保母さんが一番好きだったなーと当時思ったんですよね。 今思うと、あれは保母さんが特別素晴らしい先生だったのでも それ以降の先生に恵まれなかったわけでもなくて 私自身がまだ幼児だったから感情にバリエーションが少なくて 「好き」がもう「全力で大好き!!」になったっていう ただそれだけの話なんだよな、とか。 (いや、もちろん保母さんはとてもいい先生だったのですが) 幼児の価値観は「自分に優しい→大好き!!」「自分を怒る→怖い・嫌い」 「それ以外→興味ない」の三段階くらいしかないもんな〜 大人はそんな簡単ではいられないし、そんな簡単じゃ困るけど(笑) でも子供から向けられる掛け値なしの好意には心が洗われますね。 なんとも懐かしい気持ちになりました。
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