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屍鬼原作版 途中感想つらつら 4巻

そういえば今更な話題ではありますが
SQの震災応援色紙がチャリティーオークションに出された件で
フジリューのがなかったのは、色紙じゃなくてCGだったから?
プリントアウトして直筆サインでもいいじゃん、と思ったけど
それじゃ値段が落ちるか?
いや、だったら10枚くらい出せばいいじゃん?とか
オークション用に改めて直筆色紙書けば良かったのに、とか
色々考えましたが、やっぱりどれもなんか不自然だから…と見送られたんだろーなあ…
残念過ぎる。

それはさておき、本日、屍鬼4巻まで読了。
読み途中のつらつら感想、2、3巻分もメモ帳に途中まで打ってたんですが
4巻読んだらそんなの全部ぶっとんだ!!!
3巻までは静信さんの中の闇も考え方もわかると思ったんだよ。
肯定するしないはさておき、理解はできると。
でも駄目だ。
4巻まで行って結局「駄目だこいつ、早く何とかしないと…!」になった。
静信さんは完全に病んでますね。
自己愛の肥大がひどい。さらに、たぶんそのせいで情緒欠落症を引き起こしてる。
彼は小説を書くヒマがあったらカウンセリングに通うべきです。

今の静信さんへの腹立ち度は、もし目の前で静信さんが台の上に載って
縄の輪っかに首を通していたら、台を倒してお手伝いしてあげたいくらい。(え。)
もうヤダこの人。

そして尾崎先生が可哀想で可哀想で、4巻の最後の方は読んでて涙目になってしまった…(T△T)
なんだよう、酷いよ、あんまりだよ。
あああ、側に行けるものなら尾崎先生をお手伝いして差し上げたい。
何でこの人こんなに貧乏くじなの…orz
気の毒すぎ。ううう。

屍鬼側は予想以上に同情の余地がない。
屍鬼はみんなガソリンか灯油をかけて燃やしてしまえばいいと思いまーす。
胸糞の悪い連中だな、本当に。
あ、下で書いた「なぜ尾崎先生が最初に襲われなかったか」は
ちゃんとアンサーが出ましたね。納得。

しんどい物語の中で、唯一の和みどころはやっぱり武藤家でした。
武藤さん、本当にいいパパ。
保ちゃん、かわいい。
そしてなにより、静子さんが超イイ女でふおおおおおおお!!!!!
格好いいよ、ステキだよ、惚れるよ!!!!
いいなあ、何てステキ夫婦なの。
もう武藤家だけは幸せでいられますように。
静子さんはこれ以上不幸になっちゃ駄目だ、絶対イヤだ。
もしなんかあったら私が桐敷の屋敷に火を放ちに行く。
2011年07月17日(日)  No.1170 (封神・フジリュー関連::屍鬼)

屍鬼原作版 途中感想つらつら 1巻

前にも書きましたが、現在「屍鬼」原作読み中。もうじき3巻読み終えます。
友達に「1巻はだるいよ」と脅かされてたんで覚悟して読み始めましたが
そのせいか(?)全然だるくなかったです。
おもしろい!サクサク進むよー。
たぶん、先に漫画を読んでいるので次々出てくる村人も
とっさにビジュアルが浮かんで「あの人かー」ってなるから
かなり助けられてると思います。
先に小説読んでたら「…この人誰だっけ?(ページをさかのぼって確認)」を
いちいちやる羽目になって、サクサクは読めなかったんだろうな。

それにしても、やっぱり小野先生はうまい。
何のかんの言って、先が気になってついつい読み進めてしまいます。
読書は電車の中だけ!って決めてるのに
屍鬼読み始めてからはついつい家でも読んでしまって、とんだ時間泥棒だよ!
先々週と先週の週末に更新作業が進まなかった原因だったり…ちょっとだけ、します。
いや、それだけが理由じゃありませんが!

これだから極力小説は読みたくないんだよ!
自制心ないからなかなか途中で止められないんだよ!!(逆恨み)


読みながら色々衝撃的だったので途中感想をつぶやいてみる。
とりあえず、1巻読了時点での感想。箇条書きで。

・久しぶりに静信さんのエッセイをちゃんと読んだら、村をものっそネガティブに表現していて吹いた
・ほんとうに故郷が嫌いなんだな!ってにじみ出てます
・でも沙子が「愛情を感じる」と言っていてびっくりした。そうですか?結末知ってるからそう感じるだけ??
・最初の衝撃。あれ、静信さんすごく感じがいい。これなら好きかも
・もちろん、やや中二病ぎみではあるけど、繊細さ故ってのは理解できる
・尾崎先生、かなり好きなタイプかもしれない
・いきなり尾崎先生が一番手で起き上がりを招いていて吹いた
・なんで真っ先に狙われなかったんでしょうね?(後々明かされるのかな〜)
・尾崎母は漫画版より強烈かもしれない
・1巻には途中に何度もミスリードを狙った表現があって、これ何も知らないで読んでたらまんまとひっかかって色々考えちゃっただろうな、と分かるだけにそれが味わえないのはちょっと悔しい
・屍鬼は小説版を先に読むべきだと思いました

そんな感じです。
いまのところ、小説版の静信さんはわりと好きです。
あと、漫画の1話が掲載された頃、原作既読の人が一様に「展開早っ!!」と
驚愕していた理由はよくわかりました。
ほぼ文庫版1巻分を1話で片付けてる!!
もちろん2話以降に、遡って描写されたりしたんですが
それにしてもすさまじいスピード感ですね。
これがつかみでぐいぐい行かないと打ち切られる週刊作家上がりの実力か。
2011年07月13日(水)  No.1168 (封神・フジリュー関連::屍鬼)

屍鬼が癌のメタファーであるという解釈

アブラムシ怖い。
たまたまアブラムシの生体をウィキったら

春から夏にかけてはX染色体を2本持つ雌が卵胎生単為生殖により、
自分と全く同じ、しかも既に胎内に子を宿している雌を産む。
これにより短期間で爆発的にその数を増やし、宿主上に大きなコロニーを形成する。
秋から冬にかけてはX0型、つまりX染色体の一本欠けた雄が発生し、卵生有性生殖を行う。
卵は寒い冬を越し、暖かくなってから孵化する。このとき生まれるのは全て雌である。

だって。

ようは春から夏まではメスが単体でクローン増殖して、しかもクローンは生れた段階ですでに胎内に子供がいていっきに大増殖。
寒くなってくるとオスが生まれて有性生殖で卵たんまり産んで、
卵で越冬して春になったらいっせい孵化、しかも卵から生まれるのは全部メス。
で、最初に戻る…
クローン増殖で増えた個体が生まれた時点で孕んでるって、なんだそれ…怖い。
そんなに増えてどうする。マジで。
ちなみに、アブラムシは生殖活動時以外はずっと草に取りついて樹液吸ってるわけですが、満腹感とかないんで、必要分吸ったら残りはお尻からそのままだらだら垂れ流しなんだそうな…
どんだけ。
もう完全に生殖活動のみに特化された個体なんですね。
生殖活動という面で見たら、パーフェクトとすら言えるプログラムですけども。

ただ、アブラムシを大自然というシステムの中の一パーツだと思えば
その能力特化もさもありなんという気もするわけで…

今回はそんな目線から見た屍鬼論など。

以前、「屍鬼」とはそもそもなんなのか、という考察記事を上げましたが
材料が出揃った時点でふいっと思いついたことです。

屍鬼とは癌細胞のメタファーではないか?

人間社会をひとつの生き物の体とみなして、人間をそれを構築する細胞のひとつと考えると、「屍鬼」は癌細胞そっくりだと思うのです。
癌細胞って、基は普通の正常な細胞なんですよね。
それが異常を起こして腫瘍となり、本来の働きをしなくなり、逆に正常な細胞を蝕み始める。それが癌。
だとしたら、基は正常な人間なのに吸血されることで(正確には屍鬼を血液に送り込まれることで)異常を起こして変質し、社会的に人間として機能しなくなり、正常な人間を蝕み始める。
ほら、そっくり。
切除しても、取り残しがあると転移したり、たまにほとんど増殖しないで潜伏してたり、増殖し過ぎると機能不全で自分ごと母体(=人間社会)を死滅させてしまうところまで、まんまです。(世界中の人がすべて屍鬼になったら、屍鬼は食べ物がなくて死んでしまいますからね)

そうやって読み変えると、
「『日本』という個体の、『外場村』という臓器に癌(→屍鬼)が発生して
最初は投薬や放射線治療等(→屍鬼狩りなど)で治療を試みるも、
その増殖は止まらず最後は手術(→火事)で臓器ごと摘出をして、
被害は大きかったものの命は助かったと思いきや
癌細胞はすでに血液(→道路)を伝って、他の臓器(→町)に転移していたのでした…
というラストなんですね、あれは。

そう考えると静信さんの罪深さがいよいよ際立つわ〜(笑)
本気で「皆、滅べばいいのに」って思ってるんですね!
あと、だから主人公が医者なのか、とか。

…なんてまあ、実際は小野先生は全くそんなこと考えてないと思いますけど(^^;)
これはあくまで、そんな風にも読み解けるよねっていう、思いつきです。
実際の「『屍鬼』とは何か」に関しては、原作まで読んだ上で改めて考えてみたいな〜と思ってますが、それとは別に、フジリューは「屍鬼」で何をしたかったのかなっていうことを考えてました。
たぶん…いやまだ原作読んでいないんで、本当に現時点で感じた推測でしかないんですが、フジリューは、屍鬼をホラー映画っぽく焼き直したかったのかな、という印象を受けました。
ベットの下から這い出す恵、とか、手術室で実験する尾崎、とかが
顕著な例だと思うんですが。
んで、フジリュー的なオチは「屍鬼とは人狼のなりそこないである」だったのかな、と。
だから原作にない(と聞いている)人狼が二人増えてたし
きっとあのセリフはフジリューのオリジナルだろうと思うのです。
(違ったらすみません。)

ただ、そうやってまとめるには、もう一つとっちらかっちゃった印象があります。
「封神演義」をSFという観点であそこまで改変したフジリューだし
尾崎先生もあそこまでシニカルなキャラに設定したのだから、
もっと大胆に「屍鬼」という存在そのものを大胆に解釈し直して、
物語を組み替えてしまっても良かったんじゃないでしょうか?
やっぱりネームに原作者チェックが入っていると、そこまでは(気持ち的にも)できなかったのかな。
オリジナル展開入れた割には、ちょっと中途半端な仕上がりになってしまった気がしています。
2011年06月23日(木)  No.1149 (封神・フジリュー関連::屍鬼)

屍鬼アニメ蔡蒐話感想

屍鬼祭終回感想をUPした後、そういえばアニメ屍鬼の最終回も、もう観れるじゃないかと気づいて、ラスト2話を一気に観ました。
おおお…!やっぱりけっこう漫画版と違いますね。
大まかな流れはどちらも原作準拠ですが。
漫画版で「?」と思ったところがアニメではちゃんとフォローされてたり
アニメで「え、それだけ?!」ってくらいあっさりのところを漫画ではしっかり描いてたり、両方見て気がつくこともあったりするのが面白いですね。
以下ネタバレ感想です。
2011年06月14日(火)  No.1144 (封神・フジリュー関連::屍鬼)

屍鬼 祭終話 感想

他の人の感想読みたくてネットをウロウロしてみたのに
ほとんど見つからなかった件orz
しかも、いつの間にかプティサチが閉鎖している…
しょうがないから検索してみたらアニメ最終回の感想ばかり引っかかるよう。
なんだろう、この寂しさ…
私も後半まるきりサボってましたから人のこと言えないんですけど(−−;)

ともあれ、最終回感想です。以下、ネタバレ。長いよ!
2011年06月12日(日)  No.1142 (封神・フジリュー関連::屍鬼)

屍鬼 室井静信編 第腐堕話 感想

今週のジャンプも特に感想がないので、感想はパスで。
読まなくなる可能性は考えていたけど
読んでも何も感想がなくなる日がこようとは思わなかったよ…
あ、あえていうならぬら孫は面白かったけど(竜二が高校生だと!?)
前回も導入面白くて終りがお約束すぎたので、いまいち期待値が上がらない。
現時点でなら、サンデーの方が読んでる漫画多いです。
特に西森先生絶好調で大変嬉しいv
田中先生の新連載は、ちょっと設定の時点で「またかー」な感じがあるものの様子見中。

さて、SQも屍鬼新刊も買っております。
ちょっと疑問に思ったのでめちゃくちゃ久しぶりに屍鬼感想など。
(今確認したらちょうど1年ぶりだった;うわあ…)
一部アニメに追い越された時にネタバレされていてくやしい;
まあ、大したネタバレではないですが…
単行本感想は表紙がかわいいvくらいですが
後書きで、次巻最終巻宣言されたことが衝撃です。
そろそろ終わりだろうとは思っていましたが
そっか、あと3話前後ってことか。

2011年02月09日(水)  No.1087 (封神・フジリュー関連::屍鬼)

屍鬼アニメに関してちょっと

こないだの19話に関してちょっと言いたい。一言言いたい。
まだ未見の人は逃げて〜(というほどのネタではないけど)

微妙にセリフやシーンを漫画と変えてきているアニメ版ですが
ほとんどはまあ、変えて良くなったとも思わないけど
別に台無しということもないから、いいか…という感じで
まったり見守ってます。(まあ、律ちゃんの「村をお願いします」とか
ちょいちょいいいセリフが削られちゃうな、と思いますが)
でも今回の尾崎先生の武藤さんへの反応に関してだけは物申したい。
原作で同じシーンやった時に、感想書いたつもりで書いてなかったみたいなんで
改めて書きますが、私、武藤さんの判断もまた間違っていないと思います。
できないものは、できない。
それは問題を直視しない「逃げ」ではなくて、
現実を鑑みた上での「判断」の一つだと思います。

外敵が迫ってきて、自分の命が危ない時に
相手を撃退できそうなら「戦え」ばいいし
対抗できそうにないなら全力で「逃げ」る。
それは当然の判断です。
だれもが狩人になれるわけではない。
武藤さんには敵を殺せるだけの「牙」がない。
腕力の問題ではなく、心の問題で。
だったら弱い草食動物は逃げればいいんです。
全力で。体力の限り。家族を連れて。
それは問題を直視せずに、危険なのに「どうしよう、どうよう、誰か助けて」って
怯えてるだけの愚かさよりずっと賢くて現実的な判断。
そして戦う力のない人間を無理やり戦場に引き摺り出しても
役に立たないばかりか、足を引っ張られる可能性のほうが高い。
そのことをわかってるからこそ、尾崎先生は「狩るのに反対なやつは何もしなくていい」と言ったのだと思うし、「私は弱いので無理です」と断言した武藤さんを引き留めず見送ったのだと思っています。

だから、今回のアニメの「武藤さんは何もわかっていない」という尾崎先生の台詞は
むしろ「監督は何もわかってない」と思ってしまいます。
(2クールに納めるために、あえての改変かもしれませんが)
武藤さんはある意味「腑抜け」かもしれない。
でも「息子だって起き上がっているかもしれない」と問題を的確に見抜き、
自身の力を冷静に判断して「逃げる」ことを選んだ武藤さんは
尾崎先生と同じくらい「わかっている」人だと思います。
だから尾崎先生もハッキリと「そういう選択もある」と認めている。

…念のために言っておきますが、武藤さんが可愛いから擁護してるわけじゃないよ!
確かに武藤さんは一番可愛いけれども!

あ、余談ですが下の感想で書いた杭はちゃんとやりましたね。
血も黒じゃなくて赤だし、規制的に深夜だからオケなのかなと思ったけど
あれか、人間じゃないからオケってやつか、もしかして。

しかし残酷描写より辰巳さんの白の短パンつなぎの方がきつかったです。
2010年12月14日(火)  No.1065 (封神・フジリュー関連::屍鬼)

屍鬼アニメ2期感想

最初にちょこっと書いたきり、全然書いていなかったアニメ感想ですが
ちゃんと観てます。
ってーか、最初に酷評してしまいましたが、だんだん良くなっている気がします。
相変わらず絶賛はしないけど、結構悪くない出来かもしれません。
まあ、OPアニメのセンスが残念なのは二期も引き続きですが(笑)
でも初見で「どうしてこんなに残念センスなんだ…」と思った後
何度か観てたらそこまで悪くない気もしてきた。
いや相変わらず良いとは思ってませんが(^^;)
なんだかあか抜けない理由の一つは、OPに登場する人物が多すぎるからかもな、とか。
作品自体が群像劇だから、普通に作ったら多くなってしまうのはわかるんですが
あまりにそのまますぎ。
しかも無駄にCG処理バリバリで画面がにぎやかだから
余計にうるさくなっている気がします。
さらに個性的なフジリューデザインが拍車をかけているなー、と。
フジリューって作品に合わせて絵を変えるじゃないですか。
「漫画の画面」で最適に見えるようにデザインしているんですよね。
「漫画の画面で」ということは「白黒で」ということでもあって
白黒の画面で、さらに真っ黒でち密な背景を前にして
人が埋没しないように計算しているから、かなりとがったデザインになる。
(カラーの時に極端に色味を抑えているのは、そのバランスもあると思う)
それが明るめのアニメ背景でさらにフルカラーで動きまでついた時に
デザインそのままだと、画面がうるさくなるのは必定。
そう考えると、フジリューの絵はアニメ向きじゃないんですよね、やっぱり。

でもまあ、そんな中で本編は頑張って作っていると思います。
17話の絶望感とか、半端なかった。
原作読んでるから、これから反撃が始まるんだと思っちゃうけど
アニメだけ観てたら、ラストの尾崎先生陥落で
「ああ、積んだな…」って思っちゃうところですよね〜
あそこから反撃に移れる要素が見つからない。屍鬼こわい。

そういえば、沙子の声は最初「ああ、意外とありかな」と思ったものの
その後教会のシーンで「長台詞だとちょっとキツイ…」と思い
最近は慣れて「まあこれはこれで」となってきました(笑)
まあ、ビジュアルがあれだから、ちょっと個性的なくらいでちょうどいいのかも。

あと、EDですが歌は好きです。
画は…まあ…うん(笑)
ただ、あれって全員目が赤く変化して屍鬼になること暗示している中
かおりだけならないのって、ネタバレじゃないですか?
いや、本当にかおりが屍鬼にならないかはまだわかりませんが、
たぶんそういうことなのかなーと思いました。
どうなんだろうな…
かおりはならないと信じたいです(;;)

あと、もう一個気になるのが、予告画像が「次回への興味を引っ張る」より
「激しいネタバレ」になっちゃってるのはなんとかならないものか。
特に最初の徹ちゃん襲撃を予告画像で暴露しちゃったのはひどすぎる。
アニメ派の人が本当に気の毒。
あの予告編ばかりは「センスねーな…」しかコメントがない。

そういえば、最新18話で夏野の衣装がコラボ企画の影響で
なんか可哀そうなことに(笑)
いや、おかしいだろ。あれはおかしいだろ。
普通に見てて「なんでだよ!」って突っ込みたくなる違和感だろう。
ただでさえ辰巳さんがゲイファッション全開なのに
迎える夏野がゴス男子とか、どんなカオス?
とてもド田舎の閉鎖的な村が舞台とは思えませんよ…
あと、次回予告で千鶴さんに杭が打たれなかったみたいで
「やっぱTVであれはまずいのか」と思ったけど
恭子さんのエピソードやってるから今更だよなあ。
たんに予告ではわからなかっただけで、やっぱりやるのかもしれません。
この先もっとヘヴィになるんだしね。

…本当にTV放送できんのかな、これ…(今月のSQを見つつ)

って、結局否定意見多めになっちゃったな(・・;)
すみません。つい気になったこと書いちゃったけど、割と悪くないと思ってます。
それからついでに、「死は誰にとっても酷いことなのよ」という沙子のセリフについて
マンガで書かれた時にも突っ込みましたが、あの後気がついたことがあるので考察をちょっと。

以前の感想でも「死は全て酷い」なんてことはないよ、と書きましたが
それは死ぬ側に立った時の話です。
だって、100歳以上生きて家族円満でひ孫の顔まで見れて
ああもうそろそろいいかなと思った頃に病気で家族に囲まれて亡くなるのと
20歳そこそこで、今まで努力し続けてスポーツかなんかで全国大会直前まで勝ち進んで、明日が決勝って日に交通事故で死んじゃった、じゃ「死」の意味が違いすぎますよね。
死自体は生れた以上すべての人に等しく訪れる結末ではあるけれど
それが悲劇(ひどいこと)かどうかは、それまでの生き方で決まる。
必ずしも死んだ時点で生きている頃のすべてが無意味になるわけではない。
だから死はすべて等価なんて、そんなことはありえない。

…のだけれど、それは「自分が死ぬなら」という視点で考えた場合の話。
これが「殺す」という視点で見た時のみ、確かに等価だな、と気づきました。
自分で「もう死んでも惜しくない」と思える到達点はあっても
他人が「おまえは死んでも構わないだろ」と決められる基準はありえない。
いくら長生きだからって80歳以上生きたら殺してもかまわない、とかないでしょ?
働かないニートと路上生活者は社会的価値ないから殺してもいい、とか
兄弟が5人もいるから一人くらい死んでも構わない、とか
国内の男女比で男性のほうが多いから男はちょっと減らしてかまわないとか
そんなの許されるわけありませんよね?
そう、「死」をあくまで「殺す」という前提で考えた時のみ
「死」は「すべて等しくひどいことだ」という結論は成立します。
つまり、教会で沙子があの持論を展開した時点で
彼女にとっては「死」とは「他者を殺す」という意味なのだということが
すでに暗示されていたんですね。
それには彼女が「殺す者」だということ意味と
彼女は「殺されないと死なない」という意味がある。
沙子にとって「死ぬ」とは「殺される」以外の形が有り得ないんだから
確かに「死は酷いこと」だ。
そうか、あのセリフはそういう意味だったのか、とやうやく納得いきました。
もしかして中二病なのかと思っちゃいましたよ(笑)
2010年12月10日(金)  No.1063 (封神・フジリュー関連::屍鬼)

久々に屍鬼考察、ちょびっと。

そういえばSQも買ってます。
あえて屍鬼の一言感想を言うならば
「世の中にはルールってもんがある」って
まさに「人類のサイズには相場というルールがある」と大将に返したい。

それはさておき、エグザムライ、すごいっすね!
アレはどういう層にアピールする企画なの?
正直、読んでいるこっちが恥ずかしくて
うわああああと居たたまれない気持ちになるんすけど… orz
いや、漫画そのものはいい。
実に正統派少年漫画だと思います。
でも企画が…企画の存在自体が……!!

「お前の脳内にご招待ありがとう」って言えばいいのかな…

それはさておき、今月の屍鬼に関してちょこっとネタバレ感想です。考察というか。
以下仕舞っておきますね。
2010年11月07日(日)  No.1047 (封神・フジリュー関連::屍鬼)

アニメ屍鬼 第腐汰話 感想

嶋氏が屍鬼について語ってました↓
http://mantan-web.jp/2010/07/19/20100718dog00m200039000c.html

へー、小野先生、ネームチェックまでやってるんだ。
そんなしっかりチェックが入ってるとは意外でした。
もっとまかせっきりなものかと。

あと、フジリューに「新しい分野に挑戦してもらいたい」という編集部の意向って
オリジナルは売れないと判断されたと言われたも同然だよな…
いや、事実ハッキリ数字になってるのでぐうの音も出ませんが。
アニメ化された作品が封神と屍鬼って事実がすでに
オリジナルが売れない証左みたいなものですよね(−−;)
センスがハマれば、フジリューのオリジナルもおもしろいんだけどな…
まあ、癖があるので一般受けは無理だろうなとも思いますがorz
「売れない作品」と「質の低い作品」はまた別の話ですしね。

ちなみに、アニメに関して『マンガ版をベースに新たな「屍鬼」の世界を紡いでいます』って絶妙に不安を掻き立てる表現ですな!!
だって、封神もそういう形のアニメ化でしたもんね〜
「新た」にするなよ!
半端するなら、いっそフジリュー版とは全然別の形で小説「屍鬼」を映像化すればいいのに。
フジリューのセンスは、部分的に利用して映えるようなものではなくて
アレンジとデザインと構成が渾然一体になって意味を成すものなのだと思います。

さて、アニメ版第腐汰話感想。
遺血話以上に完全酷評なのでお気を付けください。


遺血話時点で微妙に気になっていた「ギャグシーンはもしかしてカットなの!?」について
どうやら完全カットらしいとアンサーが出ました。
いやあ、これで気分は一気に氷点下。
…豹天化。いやなんでもないです。ふと思っただけです。
話を戻して、上にも書きましたがこれでハッキリ思いました。
フジリューのデザインって漫画的なバランスまで計算した上でデザインしてるから
どこであれ、バランスが崩れると「何これ?」になりやすいんですよね。
アニメ化が決まった当初から、独特なギャグセンスのニュアンスを再現できるかな??というのは一つの不安要素でしたが、でも、カットしちゃうっていうのはまた違う。
だって、完全シリアスにしちゃったら、正志郎さんとかどうすんの?
初期デザインみたいなシリアス寄りのデザインならともかく
あのデザインは完全にギャグでしょ?
昭の髪型とか、辰巳の狼耳とか、ラブやタロウ、清信さんの行き過ぎたイケメンデザインもそう。
極端に記号化して、漫画らしさを取り入れることで色んな部分を昇華してるって部分が確かにある。
封神で伯邑考ハンバーグ事件を3分クッキングに仕立てたように
そこはフジリューのあくまでテクニカルなアレンジ。
田中父の葬儀とか、チョコバーの人とか、どうする気なんだろ。
なかったことにするのも、アレをあくまでシリスにやるのも
どっちも違うと思うんだ。
だったら小説「屍鬼」をアニメ化しろよって話じゃないですか。

本当に、監督には「屍鬼」をアニメ化することよりも
「フジリュー作品」をアニメ化することの意味をもうちょっと考えていただきたかった。
読み違えてるとしか言いようがないです。

ちなみに第遺血話の感想で書いた「絵が芝居していない」ことに関して
今回さらに感じました。
恵の死に父親が憤るシーン。
絵は綺麗なんだけど、なんか全然伝わってこなかったな〜。
あと、恵の遺品を発見して、かおりが思いを巡らすシーンで
なんで恵は夏休み中の自宅で制服着てんだよってのもあるけど
それ以上に、あの描写じゃ単にそそっかしい子に見えます。
あそこは彼女の乙女心を表現するシーンのハズなのに。
なんかどこもかしこも「絵は綺麗だけどなにも表現できてない」という感じ。
最近はほとんど見てないので恐れ多くてアニメオタクとは名乗れませんが
元アニメオタクで今もアニメを愛する身としては
このクオリティは残念です。
アニメってもっと深く色々表現できる素晴らしい媒体のハズだよ!!
もっとちゃんとアニメにしてくれよ!!!!
 
…なんとも歯がゆい思いです…

あ、あと、最後の夏野の「どうして俺はまた障子を閉めるようになったんだろう」に
素で「雨が降ってるからじゃね?」と突っ込んじゃったのは私だけですか?(笑)
夜に雨が降ってたら、むしろ障子は絶対開けないでしょ。
いや、そういう意味じゃないことはわかるけど
でもあのシーンで雨が降ってるのは、一瞬「なに言ってるの、この子」と思われてしまって巧くないと思うんだぜ。
音で不安感を煽りたいなら、虫の音とか色々あるだろうに…せっかく夏なんだし。 
2010年07月22日(木)  No.997 (封神・フジリュー関連::屍鬼)

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